天気予報のための 局地気象のみかた

天気予報のための 局地気象のみかた

(BK-44011)

中田隆一/著  東京堂出版/刊


多くの天気現象はメンスケールに支配されています。このため数値予報の不得手なところは、それを補い予報官や気象予報士などで予報することが必要となりますが、そこが予報官など人間の腕の見せどころです。そのためには、「局地的な現象」とはどのようなものか、予報を行う地域にどのような現象があるのか、そしてどのように解析すれば現象を把握することができるのかといったことから始めなければなりません。ところが、これまでの天気予報の参考書は、総観スケールの現象を対象とした天気図のみかたや予報方法を述べたものがほとんどであり、局地的な現象を説明したものは少なく、最近、理論的なものが一部出てきた程度です。このようなことから局地的な現象を説明した参考書の必要性が求められています。
私はこれまで各地の気象台に勤務し、自分でチャーターした飛行機による機上観測や、自作のモーターボートによる海上観測、盆地での係留気球を使用した霧の夜間観測など、現地観測による多くの局地的な現象の解明を行ってきました。このような体験的な方法で解明した現象や、解析資料等をまとめて一冊の本にしました。この本が局地気象の参考書がわりになれば幸いです。

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