平成17年度季節予報研修テキスト 2003年、2004年の異常気象とその要因

平成17年度季節予報研修テキスト 2003年、2004年の異常気象とその要因

(BK-64004)

気象庁 地球環境 海洋部/編 気象業務支援センター/刊 A4版 94p


2003年は10年ぶりの顕著な冷夏、2004年は記録的な暑夏や台風上陸数の記録更新など、日本の夏の天候は大きな変動を示している。温暖化による気候変化への関心が近年特に高まっている中、一般国民や国・地方自治体等の行政機関、気候変動に影響を受ける産業等から、これら現象の原因や予測、地球温暖化との関連について説明を求められる機会が増えている。季節予報に携わる者の責務は、季節予報等によるこうした現象の見通しの発表とともに、すでに起こったことや起こりつつある現象を最新の科学的見地に基づき、タイムリーに説明することである。不確かな見地による解説は厳に戒めるところであるが、単に「原因は判らない」とするだけでは不作為ととられかねないことに注意したい。

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    すでに起こったことや起こりつつある現象を最新の科学的見地に基づき、タイムリーに説明することである。不確かな見地による解説は厳に戒めるところであるが、単に「原因は判らない」とするだけでは不作為ととられかねないことに注意したい。

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