地球温暖化とさかな

地球温暖化とさかな

(BK-42036)

水産総合研究センター/編著 A5判 216p


食卓の旬が変わる!?
地球温暖化の影響で、海に異変が起きている。
サンマは、サケは、食卓のさかなはどうなる?
水産総合研究センター最新の研究結果がここに。

進行する地球温暖化は、海の環境やさかなにどのように影響するのか。イワシ・サンマ・サケなど食卓に上がる身近な魚を中心にわかりやすく解説。

目次
第1部 地球温暖化と海洋環境
1.海洋環境とさかな
2.どうやって調べるのか-海洋環境の変化と予測-
3.水温が1℃変われば海は大異変?
4.プランクトンはどうなるか?
5.温暖化で黒潮が速くなる?海流の変化
6.そして海の生物たち

第2部 地球温暖化とさかな
1章 イワシはどうなる?温暖化と魚種交替
1.1 いわし類と魚の主役が変わること
1.2 アリューシャン低気圧との深い関係
1.3 マイワシの回遊とその量が変わる仕組み
1.4 地球温暖化の影響
2章 秋のサンマがピンチ?漁場の移動
2.1 大回遊するサンマ
2.2 地球温暖化の影響
1)水温との関係
2)餌の量の影響
2.3 サンマの将来像
3章 サケの分布はどこに回遊魚への影響
3.1 冷水性のさけ類の分布
3.2 日本のシロザケの生活史
3.3 さけ類の分布水温
3.4 さけ類の沖合分布
3.5 さけ類の分布は将来どう変わるのか
3.6 縄文海進とさけ類の分布
3.7 縄文時代のサケ類の分布
3.8 今後のさけ類の分布と地球温暖化、私たちのすべきこと
4章 スルメイカの名産地はどこに?魚以外の魚介類への影響
4.1 いか類の特性
1)いか類の寿命と産卵時期
2)スルメイカはいか類の代表
4.2 海洋環境の変化とスルメイカの変化
1)漁獲量と発生時期の変化
2)卵発生および幼生の生残率と水温の関係
4.3 地球温暖化によるスルメイカへの影響
1)主産卵時期,産卵海域の変化
2)漁期,漁場の変化
3)成長の変化
4)名産地への影響
5章 ニシンを守るには産卵場の保護が大切冷水性魚類への影響
5.1 ニシンの産卵場と系群
5.2 飼育試験で確認された高水温への反応
1)卵のふ化日数
2)仔魚の初期成長
3)稚魚および1歳魚の高水温耐性
5.3 本州系地域型ニシンの回遊性態の変化
5.4 ニシンへの温暖化の影響と対処
1)水温上昇の物理的な影響
2)被食による生残率の低下
3)産卵場の確保が対処技術のキー
6章 サワラは大漁!本当に増えたのか?
6.1 サワラとは
6.2 サワラ資源は増えたのか?
6.3 漁獲動向,資源水準及び漁獲量の相関と同期性
6.4 2035年と2095年のサワラ資源は?
7章 沿岸資源への影響ヒラメとスズキを例に
7.1 沿岸域のさかなたち
7.2 温暖化後の資源状態を予測するためには
7.3 ヒラメの将来を予測する
7.4 スズキの将来を予測する
7.5 沿岸魚類の資源変動と温暖化
8章 マダイ養殖が高水温化を克服するには
8.1 マダイの養殖はありがたい
8.2 養殖魚のメリット
8.3 マダイは何度まで耐えられるか?
8.4 マダイも暑いとケンカする
8.5 高水温時に酸欠にしない方法
8.6 内蔵脂肪を増やして乗り切る
8.7 最後に
9章 海の砂漠化?広がる藻場の異変と温暖化
9.1 藻場は海の中の森
9.2 藻場の現状拡大する磯焼け
9.3 「温暖化影響」の縮図黒潮域から瀬戸内海への藻場の変化
9.4 水温上昇の藻場の海藻への影響は?
9.5 藻場の構成種の変化南方系種の分布拡大
9.6 私たちに出来ること
10章 南の海の魚たち産卵生態と仔魚の生き残り戦略への影響
10.1 南の高級魚
10.2 気温と水温の年変動
10.3 南の魚の産卵生態
10.4 2035年と2095年における南の魚の産卵生態の予測
10.5 ハタ類仔魚の生き残り戦略
10.6 おわりに
第3部 これからどうすべきか
1.現状の対応
2.水産資源の今後
1)海のピラミッド
2)食物連鎖の変化
3)養殖は切り札になるか
4)藻場や干潟の生物たち
3.私たちはいま何をすべきか

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