図解・天気予報入門 

図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

(BK-33043)

古川 武彦 大木 勇人 著 新書版 280ページ

地球温暖化で強靭化する台風など異常気象現象が日本でも増えている今、生活や財産、生命を守るために重要である天気予報の重要性も高まっています。従来の天気図からわかる気象情報から、最新のコンピューターによる数理予報の技術まで、気象予報の話を中心に進めながら、気象現象の原理に迫ります。

 

もくじ

前編・人による予報の時代──観測、気象の理解から予報へ
第1章 温暖化で強靱化する「台風」、 多発する「線状降水帯」
台風にかかわる気象の物理
台風の発生と発達
台風の進路予報
地球温暖化と台風の強靱化
線状降水帯と集中豪雨
第2章 気象台も気象レーダーもないころの気象災害
平安時代から江戸時代の台風の記録
日本の気象台の始まり
昭和初期の台風災害
1960 年代の観測・予報現場
富士山レーダーの導入
第3章 現在の大気を知る──さまざまな気象観測
地上観測の成り立ち
気球による高層気象観測
高層天気図と大気の安定度
電磁波を利用した遠隔での観測
第4章 天気図と人による天気予報

後編・コンピュータによる予報の時代へ──数値予報とはなにか
第5章 大気をシミュレートする数値予報
数値予報の始まり
数値予報の実際
シミュレーションの準備──全格子点にデータを与える
数値予報に活用する物理法則
数値予報の計算の原理
流体としての大気の運動を計算する原理
温度・気圧・湿度や降水量を求める原理
格子より小さい雲などの扱い
数値予報天気図の出力
第6章 数値予報を翻訳するガイダンス
格子点値から天気予報へ
天気や降水の予報はどうつくられるか
第7章 天気予報のこれから
カオスを克服するアンサンブル予報
気象現象のスケールに合わせた数値予報モデル
天気予報のさまざまな手法
短時間の局地的豪雨の予報──運動学的予報の活用
天気予報を進歩させるさまざまなとりくみ

在庫状態 : 在庫有り
¥1,210(税込)
数量