海洋白書 2010

海洋白書 2010

(BK-21020)

海洋政策研究財団/編 成山堂書店/刊 A4判 220p


大西洋マグロの禁輸、ソマリア・アデン湾の海賊、尖閣諸島や竹島をめぐる領海・領土の問題、普天間の米軍基地の問題など、昨今ニュースに取り上げられるものは、「海」をとりまくものばかりです。
わが国の海洋問題への取り組みは、海洋基本法制定、海洋基本計画策定を受け、大きく動き出しているますが、その動向や現状などを総合的に解説したのがこの「海洋白書」です。今年で創刊7年となりますが、年々評価が高まっています。
今年の「海洋白書 2010」第1部では、海洋基本法が掲げる基本的施策に照らして5つテーマを選び、現状、課題、今後の方向など考察しているます。

第1章では「気候変動と海洋」について、その要因やメカニズム、CO2関連問題などとあわせて解説しています。第2章では、海洋エネルギー・鉱物資源の開発や現状、課題、大陸棚延長申請に関連する事項をふまえながら、「わが国の管轄海域と海洋資源の開発・利用の推進」について解説、第3章では「海洋科学技術の発展を通じた新たな海洋立国」として、「海洋資源の利用促進に向けた基盤ツール開発プログラム」「第4期科学技術基本計画に向けた海洋科学技術の重要事項について」の内容、今後の取組みについてなどを、第4章は「海洋の安全確保および海上輸送の確保」として、ソマリア沖の海賊に対する国際社会の取り組みとわが国の対応などに、「海賊対処法」の話題を含めて解説、第5章は「海洋調査の推進と海洋情報の整備」として、調査の現状や海洋の開発・利用・保全・管理等に関する方向などを話題にしています。
また、第2部・第3部では第1部で取り上げた内容に関連し、この1年間余の海洋関連の内外の動向、関係の重要資料を掲載しています。
昨今の国際的な動きとともに自然環境までも含めて熟考すべき時代です。海洋国日本の国民として、海から受ける恩恵とその重要性を再認識するとともに、海洋問題と真剣に取り組むための指針となる貴重な一冊です。

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