渡り鳥から見た地球温暖化

渡り鳥から見た地球温暖化

(BK-100003)

著者のことば大気中には二酸化炭素や水蒸気などがあり,この物質は太陽から受け取った熱を宇宙に戻さないで地上に返す性質がある。このまま石油,天然ガス,石炭などの化石燃料を燃やし続けると「温室効果」により地球温暖化へと進む可能性が大きい。このままいけば,地球の平均気温はどんどん上昇し,世界各地の気候や生態系に深刻な影響を及ぼしていく。著者は新潟に飛来する白鳥と気候変化の関係をライフワークとして研究してきた。当初はシベリアの寒気団が強いと,白鳥の飛来吸うが多かったが,ここ最近は繁殖地が暖かいと白鳥の生息数が増えて,飛来数が増えているようだ。そこで,渡り鳥の繁殖地も暖かくなって水生植物・昆虫などの食べ物が豊富になり,若鳥も増えたのではと考えた。環境問題に関する科学的な初歩知識を,皆様に知っていただくことは,非常に大切である。一人でも多くの読者に,理解を広めていただければ著者として至上の幸せである。

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