気象研究ノート 208号 メソ対流系
気象研究ノート 208号 メソ対流系
(BK-22123)
これまでのラジオゾンデを主体とする高層観測データだけでは、豪雨・豪雪をもたらす水平スケールが100Kmほどのメソ対流系を解析するのは困難であった。しかし、近年飛躍的に増えた地上や衛星からのリモートセンシングによる観測データを利用でき、またスーパーコンピュータの進歩により雲解析モデルを実際の現象に応用できるようになった。これにより、これまでの定性的なことから、降水強度を含めて定量的な議論までできるようになった。本書は、1999年から2003年にかけて行われた特別野外観測のデータと雲解析モデルの結果を組み合わせて得られたメソ対流系の最新の話題を中心にまとめた。豪雨・豪雪の発生・維持等のメカニズムを理解するには大いに役立つ参考書である。
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