破局噴火 秒読みに入った人類壊滅の日
破局噴火 秒読みに入った人類壊滅の日
(BK-61006)
高橋正樹/著 祥伝社/刊 新書判 248p
忘れてはいけない火山列島・日本の恐怖・・第一人者が明かす「その日」の惨状。
・その日は刻一刻と近づいている
破局噴火(超巨大噴火)は、いつの日か必ず起こる災害である。もし起これば被害は想像を絶するものであり、人類全体が滅亡の危機に陥(おちい)るかもしれない。事実、ホモ・サピエンス(新人)は、破局噴火によって一度絶滅しかかっているのだ。
約七千年前に南九州で実際に起こったように、日本列島は破局噴火が頻発する場所である。この列島のそこかしこにある巨大カルデラを覗(のぞ)いてみれば、誰でもそのことがわかるだろう。
一度爆発すれば防ぎようのない破局噴火だが、まずはその現実を知ることだと、火山研究の第一人者である著者は力説する。噴火についての想像力を失ったときに、人間も社会も滅亡することは、これまでの歴史が証明している。
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