気象研究ノート 220号 気象学における水安定同位対比の利用

気象研究ノート 220号 気象学における水安定同位対比の利用

(BK-22202)

芳村・一柳・杉本/編 日本気象学会/刊 A4判 128p


気象学における水安定同位対比の利用

第1章 気象・気候と安定同位体との関わり
1.1 水の安定同位対比とは
1.2 水の安定同位対比の変動特性とそのメカニズム
1.3 大気水圏における水の安定同位体の時空間分布
1.4 気候や気象の代替情報としての有用性
1.5 本書の構成

第2章 降水同位体の観測研究-アジア熱帯域を中心に-
2.1 はじめに
2.2 降水同位体の全球分布
2.3 観測及び解析手法
2.4 結果及び考察
2.5 まとめ

第3章 降水・水蒸気同位体を用いた台風観測キャンペーン
3.1 過去の台風同位体観測研究と本キャンペーンのねらい
3.2 野外観測概要
3.3 同位体分析装置の概要
3.4 観測結果と台風水環境の新見地

第4章 土壌・植物の水同位対比
4.1 はじめに
4.2 土壌水と植物中の水の抽出と分析
4.3 土壌水の同位対比
4.4 植物中の水と蒸散により大気に戻る水の同位対比
4.5 東シベリアにおける土壌と植物の水同位対比の観測例
4.6 陸面過程と降水の再循環研究への課題と展望

第5章 水蒸気の同位体を利用した大気境界層研究
5.1 はじめに
5.2 鉛直1次元の水蒸気輸送と同位体プロファイル
5.3 Craig-Gordonモデル
5.4 Keelingプロット法
5.5 蒸発と蒸散の分離
5.6 大気境界層

第6章 水同位対比のためのモデリンクとモデルを用いた解析
6.1 はじめに
6.2 同位体大気大循環モデル
6.3 同位体領域気候モデル
6.4 同位体水平2次元全球オフラインモデル
6.5 おわりに

第7章 リモートセンシングによる水蒸気同位体の測定
7.1 リモートセンシングによる測定原理と観測用センサー
7.2 気球、航空機搭載分光器による観測
7.3 ATMOS、ACEによる上部対流圏から成層圏の観測
7.4 ADEOS/IMGによる初めての対流圏観測
7.5 Aura/TESによる全球観測
ENVISAT/SCIAMACHYによる気柱平均値の観測
7.7 地上リモートセンシングによる観測
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