極地研ライブラリー 未踏の南極ドームを探る−内陸雪原の13カ月−

極地研ライブラリー 未踏の南極ドームを探る−内陸雪原の13カ月−

(BK-72010)

上田(あげた)豊/著 4・6判 252p


最低気温・氷点下60℃の雪中基地「みずほ」での冬ごもり、未踏のドーム頂上の発見、4000キロの探査行。知られざる南極大陸最前線のドラマを克明に描き、極地ならではのロマンをさわやかに伝える。
1984年11月から1986年3月まで、第26次南極観測越冬隊に参加した著者の、13ヵ月にわたる南極滞在中の詳細な活動記録。一か所に留まるのではなく、内陸の前進拠点を作りながら「みずほ基地」で5名だけの5ヵ月の越冬をし、これまで未踏だった南極で2番目に高いドームを探し出した後、新たなルートで帰還するまでを紹介。

16年ぶりの南極へ
晴海立ち/赤道を越えて/氷海へ

夏 あすか新拠点
上陸・白夜・重労働
セールロンダーネの山なみ
年明けの新たな提案
古巣でのつらい一夜

秋 前進拠点の建設へ
25次内陸隊の仲間たち
出発準備の日々
内陸雪原へ
前進拠点へ向かって
サスツルギの海
前進拠点の建設
みずほ基地への早期帰還

冬 地吹雪のみずほ基地にて
薄氷を踏む人員交代
「みずほ」への帰途
雪中生活
雪中の風呂と洗濯
越冬観測
危険へのそなえ
極夜にむけて
太陽の沈んだ日々
ミッド・ウインターを過ぎて
マイナス60℃の風
太陽が戻った日々
冬ごもり最後の苦行
内陸調査に向けて

春 前進拠点で氷床を掘る
残せ足跡!!未踏の地
秋のトレースをたどって
耐える雪上車
掘削小屋を建てて
昼夜兼行の200
メートル掘削
にがいゴール

夏 ドームの頂上を探して
いい日・旅立ち
真南への初トレース
エンジン故障
頂上探し
白い海原
未知の3800メートル越え
頂稜を行く
分氷界の向こう
ドーム・キャンプでの失敗
白い沙漠の科学
北へと戻る新ルート
拠点に浮かぶ赤風船

あすか基地へルートを開く
大雪原の創作風呂
最終の旅へ
10ヵ月ぶりの岩景色
ベルテルカカに登ろう
山岳裸氷帯を抜けるルート
バード氷河横断に向けて
無人のあすか基地へ
ブラットニーパネ登頂

在庫状態 : 在庫有り
¥2,376(税込)
只今お取扱い出来ません

関連商品