図解入門 最新 気象学の応用と予報技術がよーくわかる本

図解入門 最新 気象学の応用と予報技術がよーくわかる本

(BK-22250)

岩槻秀明/著 A5判2色 404頁


気象予報技術および防災気象情報の基礎知識を豊富な図表を使ったわかりやすく解説した入門書です。気象予報技術の最新の情報を元に、気象観測、数値予報、天気予報といった気象予報のノウハウと、近年感心が高まっている気象災害に関係する防災気象情報などを解説しています。気象に関する資料集と各章のまとめも掲載。ちょっとした調べ物や試験対策に活用できます。

目次
第1章 気象観測の種類と方法
1-1 地上気象観測の要素(1)
気象観測と観測項目
観測機器を用いた観測
気温の観測
降水量の観測
風の観測
地上気圧の観測
1-2 地上気象観測の要素(2)
自動観測の難しい種目
視程の観測
雲量の観測
コラム 雲の状態
雲の
類や高さ・向きの観測
現在天気と大気現象
1-3 地域気象観測システム
地域気象観測システム(アメダス)
アメダスの4要素
日照時間
積雪深コラム 地域気象観測と地上気象観測のちがい
1-4 高層気象観測
高層気象観測とは
ラジオゾンデによる観測
ラジオゾンデの観測地点
ウインドプロファイラによる観測
ドップラー効果
ウインドプロファイラの観測網
1-5 気象レーダーによる観測
気象レーダー
ドップラーレーダー
気象レーダーの観測地点
レーダーエコー合成図
1-6 気象衛星による観測
日本が運用する気象衛星
ひまわり7号の観測機能の仕様
可視画像と赤外画像
水蒸気画像
1-7 海上気象観測と航空気象観測
波浪の観測
漂流型海洋気象ブイロボット
海洋気象観測船
空港での気象観測
空港気象ドップラーレーダー
空港気象ドップラーライダー
雷監視システム
1-8 異常気象や気候変動の監視
異常気象
全球異常気象監視速報
エルニーニョ監視速報
ヒートアイランド現象の監視
地球温暖化の影響の監視
監視情報の公表
1-9 GAW計画と環境気象観測
全球大気監視計画(GAW計画)
環境気象観測
温室効果ガス等の観測
エアロゾルの観測
日射放射観測
オゾン層観測
紫外線日射観測

第2章 数値予報の基礎知識
2-1 数値予報の原理と流れ
総観的予測と数値的予測
天気予報の歴史
コラム リチャードソンの夢
数値予報の原理
数値予報における作業の流れ
2-2 初期値の作成
格子点の考えかた
客観解析
解析予報サイクル
初期値化
2-3 数値予報モデル
数値予報モデルとは?
プリミティブ方程式
物理過程
パラメタリゼーション
数値予報モデルの種類
2-4 数値予報データの応用
GPVデータ
予想天気図
天気予報ガイダンス
天気予報ガイダンスの作成手法
2-5 数値予報利用時の注意事項
誤差に関する問題
予測可能な現象のスケール
数値予報の弱点
予報精度の評価

第3章 天気予報
3-1 天気予報の種類
天気予報と気象業務法
気象庁が発表する予報の種類
天気予報の自由化
気象予報士制度
予報業務にかかる法的な手続き
3-2 短期予報
短期予報の種類
府県天気予報
予報用語
地方天気分布予報
地域時系列予報
3-3 降水確率予報
降水確率予報の意味
降水確率予報の役割
コラム 降水確率予報の精度評価方法
地点確率と地域確率
3-4 短時間予報
短時間予報の概要
降水短時間予報
降水ナウキャスト
3-5 週間天気予報
週間天気予報の種類と内容
アンサンブル予報
週間天気予報の精度と信頼度
3-6 長期予報
長期予報の種類
長期予報の表現方法
暖候期予報と寒候期予報
異常天候早期警戒情報

第4章 気象災害の種類と防災気象情報
4-1 気象災害の種類と分類
気象災害の種類
気象災害を引き起こす擾乱
気象庁が発表する防災気象情報
4-2 警報と注意報
警報・注意報の法的な位置づけ
警報・注意報の発表区域
警報・注意報の種類
警報・注意報の発表形態
4-3 大雨に関する防災気象情報
大雨時の防災気象情報発表の流れ
大雨に関する警報・注意報
土砂災害警戒情報
記録的短時間大雨情報
4-4 積乱雲に関する防災気象情報
積乱雲が引き起こす災害
雷ナウキャスト
竜巻発生確度ナウキャスト
竜巻注意情報
4-5 指定河川洪水予報
洪水予報指定河川
河川の水位に関する用語
水防警報
洪水予報
4-6 海上警報
船舶向けの警報・予報
海上警報の種類
4-7 高温に関する情報
高温が引き起こす気象災害
高温予測時の情報発表の流れ

第5章 温帯低気圧
5-1 温帯低気圧の構造
温帯低気圧の定義とスケール
地上天気図と温帯低気圧
温帯低気圧と天気傾向の関係
高層天気図と温帯低気圧
温帯低気圧の立体構造
温帯低気圧内の雲分布
5-2 温帯低気圧の一生
偏西風の蛇行
天気図上の低気圧の一生
5-3 温帯低気圧と気圧配置
日本付近の低気圧の経路
日本海低気圧
コラム 春一番は危険な風
南岸低気圧
二つ玉低気圧
5-4 爆弾低気圧
低気圧の発達条件
爆弾低気圧とは
日本付近での爆弾低気圧事例
5-5 温帯低気圧の防災上注意点
低気圧発達時の注意事項
日本海低気圧の注意事項
南岸低気圧の注意事項
低気圧通過後の注意事項

第6章 台風
6-1 熱帯低気圧と台風
熱帯低気圧
発達した熱帯低気圧の呼び名
台風の水平構造
台風の鉛直構造
6-2 台風の統計情報
発生数・発生日時の記録
接近・上陸に関する記録
台風の寿命に関する記録
中心気圧に関する記録
6-3 台風の一生
台風の典型的な一生
台風の発達メカニズム
台風の温低化と再発達
秋台風
迷走台風
6-4 台風の進路を決める要素
指向流
ベータドリフト
藤原の効果
6-5 台風観測
航空機による観測
気象衛星による観測
台風の中心位置の特定
台風の強度の特定
6-6 台風情報
台風の実況
台風の進路予想
暴風域に入る確率
発達する熱帯低気圧に関する情報
6-7 台風に伴う気象災害
台風がもたらす大規模災害
台風による風の特性
高波と高潮
その他の警戒事項

第7章 梅雨前線
7-1 梅雨期の天気図の特徴
梅雨期とは?
地上天気図上の梅雨前線
梅雨前線と気団の関係
水蒸気前線
下層ジェット
7-2 梅雨期の天気傾向
梅雨期の期間ごとの天気傾向
梅雨前線の位置の変化
2種類ある梅雨のタイプ
7-3 梅雨の時期に関する情報
梅雨入りと梅雨明け
梅雨の時期に関する情報
梅雨入りと梅雨明けの平年値
7-4 梅雨末期の集中豪雨
集中豪雨とは?
集中豪雨の発生しやすい気象状況
集中豪雨発生時の天気図の例
テーパリングクラウド
7-5 梅雨に関する気象災害
集中豪雨に伴う災害
梅雨期に接近する台風
注意が必要な緩慢気象災害

第8章 積乱雲の発達と気象災害
8-1 積乱雲の発生メカニズム
積乱雲発生の基本要因
熱雷
コラム かなとこ雲
界雷
渦雷
大気の状態が不安定
8-2 巨大雷雨
対流セル
マルチセル型雷雨
スーパーセル
8-3 天気図上の雷雨の兆候
天気図に見る寒冷渦の例
寒冷前線の通過
8-4 エマグラム
エマグラム
エマグラム内に引かれている目盛り
安定度解析の基本的な作図法
ショワルター安定指数
CAPEとCIN
対流不安定の判定
8-5 竜巻などの危険な突風
竜巻
竜巻が近づいてきたら
ダウンバースト
ガストフロント

第9章 冬型の気圧配置
9-1 冬型の気圧配置
西高東低
シベリア気団と冬の季節風
日本海側の降雪のしくみ
太平洋側の冬晴れ
9-2 山雪型と里雪型
2種類の雪の降りかた
山雪型
里雪型
9-3 防災上着目すべき事項
上空の寒気と大雪の目安
冬季収束雲
小低気圧
9-4 冬型時の防災上注意事項
大雪に伴う気象災害
視程障害
冬のなだれ
空気の乾燥
9-5 暖冬と寒冬
暖冬と寒冬
暖冬のパターン
暖冬時の気圧配置の特徴
暖冬に伴う社会的な影響
寒冬時の気圧配置の特徴

第10章 高気圧
10-1 高気圧の構造と種類
高気圧とは?
温帯高気圧の基本構造
温暖高気圧
寒冷高気圧
メソ高気圧
10-2 移動性高気圧
移動性高気圧
帯状高気圧と気圧の軸
夜間の冷え込みと霜害
移動性高気圧の経路と天気傾向
10-3 太平洋高気圧
夏型の気圧配置
小笠原高気圧と北太平洋高気圧
チベット高気圧と猛暑
10-4 オホーツク海高気圧
オホーツク海高気圧
やませと冷夏
コラム 北に偏って張り出す高気圧と北東風

第11章 地理的な条件と天気傾向
11-1 局地気象
局地気象
局地的な現象の種類
風の流れの基本性質
暖気と寒気の基本性質
上昇気流と下降気流
断熱上昇と断熱下降
11-2 山地の天気
予報用語との関係
山地の風の特性
山地の気温
夏季の山地における注意事項
冬季の山地における注意事項
11-3 内陸部と沿岸部
気温の日変化のちがい
風速のちがい
海陸風循環
11-4 都市気候
都市気候の特徴
ヒートアイランド現象
都市部の高温化の要因
コラム ヒートアイランド現象をやわらげるには
11-5 盆地気候
盆地と盆地気候
盆地は夏暑く冬寒い
盆地内は大雨が降りにくい
11-6 局地風のいろいろ
局地風
山谷風
おろし
だし
11-7 観光資源とされる気象現象
雪氷に関するもの
しんきろうに関するもの

第12章 雪氷と防災気象
12-1 道路雪氷
降雪による交通障害
路面状態の分類
降雪時以外の路面凍結
12-2 なだれと融雪による災害
表層なだれと全層なだれ
点発生なだれと面発生なだれ
その他のなだれ
融雪による河川の増水やはん濫
12-3 着雪や着氷
着雪とその影響
冠雪
着氷
12-4 風雪と地ふぶき
雪を伴う強い風
地ふぶき
ふぶきによる災害

第13章 気象に関する資料集
13-1 数式や単位・数値のまとめ
13-2 天気図の種類と掲載内容
13-3 気象情報にかかる地域名
13-4 気象情報などに用いる地域や海域の呼び名
13-5 主な予報用語のまとめ
13-6 天気及び大気現象の種類と記号
13-7 天気図の記号一覧(国際式)
13-8 高層天気図の記号一覧
13-9 天気図の記号一覧(日本式)
巻末資料 各章のまとめ
第1章のまとめ
第2章のまとめ
第3章のまとめ
第4章のまとめ
第5章のまとめ
第6章のまとめ
第7章のまとめ
第8章のまとめ
第9章のまとめ
第10章のまとめ
第11章のまとめ
第12章のまとめ

在庫状態 : 売り切れ
¥2,484(税込)
只今お取扱い出来ません

関連商品

  • BK-22250

    図解入門 最新 気象学の応用と予報技術がよーくわかる本

    岩槻秀明/著 A5判2色 404頁


    気象予報技術および防災気象情報の基礎知識を豊富な図表を使ったわかりやすく解説した入門書です。気象予報技術の最新の情報を元に、気象観測、数値予報、天気予報といった気象予報のノウハウと、近年感心が高まっている気象災害に関係する防災気象情報などを解説しています。気象に関する資料集と各章のまとめも掲載。ちょっとした調べ物や試験対策に活用できます。

    ¥2,484