気象の基礎知識
気象の基礎知識
(BK-22004)
二宮洸三/著 オーム社/刊
著者は先に物理的説明のための「気象予報の物理学」とその上級版としての「気象がわかる数と式」を著した。幸い多くの読者から好意的なコメントを頂いているが、同時に、気象の記述的説明のテキストの御要望も頂いている。本書はこの御要望にこたえるために書かれたもので、下記の工夫を心がけた。
(1)具体的な記述説明を主体として、数式は最小限にとどめる。
(2)必要な物理的説明や数式については、本文と切り離しコラムにまとめ、本文の流れを読みやすくする。
(3)わかりやすい図・表を使用して具体的・実体的な理解を助ける。
(4)気候変動、環境問題等は章にまとめず、各章に必要に応じて節で、説明する。
しかしながら、結果として5章および6章では、多少の数式的説明が加わったのは、やはり、博物学的記述のみでは、むしろ理解をさまたげると判断したからである。
・・・・はしがきより
初級〜中級の読者を対象に、気象現象の基礎的な事項について(日本に特有な現象を中心に)、図表を豊富に用いて解説している。 また、気象・気候を理解するには必須でありながら、初学者が理解しにくい気象現象の数式表現の意味を、図を用いてわかりやすく解説。既刊書「気象予報の物理学」、「気象がわかる数と式」よりも簡単な入門書としてまとめた。気象予報士試験の参考書としてもおすすめ。
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